あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる 小澤竹俊
第一章
- 弱さを受け入れること
- 弱さを受け入れる≠欠点を放置することの違い
- 弱さを受け入れ、克服した先にあること
弱さを受け入れれること
自分の弱さを受け入れることは本当に難しい。勇気のいること。
人はミスをしたり、失恋をしたり、逃げたくなる。
「自分は正当に評価されてない」「この人が見る目がないだけだ」「自分ばかり損をしている」
そんなふうに思うことは誰しもある。しかし、それは自分の弱さや苦手を受けれいられずに、過大評価をし、自分を強く見せるために必死になり、嘘をついたり、誤魔化したり。弱い自分を認めたくない。その気持ちで起きてしまうことである。
自分の弱さを認め、受け入れることができて初めて自分らしい人生を生きられるようになる。
弱さを受け入れる≠欠点を放置すること
自分はこれが苦手だから。嫌いだから。できないから。と言ってそれらに対して何の手立ても打たずに放置していいわけではない。
まずはその弱さをしっかりと自分で認識することが大事である。その上でその弱さとはどのように向き合っていくことができるのか。一人で解決できる問題なのか。がむしゃらに努力をすれば解決する問題なのか。しっかり考えていく必要がある。
朝起きるのが苦手な人が「私は早起きが苦手なので、毎朝遅刻します。」と言ったら非難轟々だろう。
「早起きをするためにどんな工夫をしている?」なんて聞かれればいい方で「ふざけるな」と言われてしまうのがオチである。
目覚ましを増やしてみたら?夜の寝る時間を変えてみる?布団の位置を変えて朝日が入るようにする?
さまざまな方法が考えられる。自分の苦手と向き合い、それを克服できた時には自信や自己肯定感が得られるだろう。
もしかしたらそれでも自分一人で早く起きることはできないのかもしれない。そんな時は人に頼るのもいい。相談することもいい。
どんな方法にせよ、弱さに向き合い努力したことは自信や自己肯定感に繋がるだろう。
弱さを受け入れた先にあること
自分の弱さを受け入れられる人は他人の弱さも受け入れられるようになる。
自分の苦手なこと、自分が嫌いなこと。自分自身を許すことができない人が他の人が自分と同じ弱さを持っていた時に、その弱さを受け止めることができるのだろうか。
そんなことができる人は多くはないだろう。おそらくは、自分が我慢しているのだから、自分が努力しているのだからと相手を責めてしまうかもしれない。
前述の弱さを受け入れ克服できた際に得られる自信や自己肯定感も一つに挙げられる。
コメント